『氷雪の叙事詩』



君の　暖かな　手が触れ　痛みは消えた
呪文よりも　霊薬よりも　優しい魔法

そんな君に　憧れて　ここまで歩いた
口笛吹けば　届くのかな　たった一つの

命救う　力もなく　心裂く者たちの
悲しみを　癒せるのなら　私は戦えるよ

空を駆ける　星になった　君にもう一度
巡りあえる　場所を求め　旅を続けよう
どこまでも...



積もる純白が　全て隠して　君は消えた
罪に黒く　罰に赤く　私は生きる

雪が解けて　君の居ない　春が来るけど
嬉しいときも　悲しいときも　思い出す

君の笑顔　君の言葉　君の温もりを
眠る前に　思い出すの　伝う涙　切なく

海を渡る　鳥になって　君にもう一度
この想いが　変わらぬこと　だけ伝えたい
と　願う...



空を駆ける　星になった　君にもう一度
巡りあえる　場所を求め　続けた旅が
今終わる...

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